2004年~2013年にJリーグのFC東京やガンバ大阪で活躍したブラジル人FWルーカス・セヴェリーノ。
183cmと長身ながら柔らかいボールタッチを持ち、周りを活かしながら自らゴールを決めることもできるアタッカーとして活躍。ガンバ大阪では2008年のACL優勝に貢献している。
彼の息子、19歳のペドロ・セヴェリーノもサッカー選手となり、将来が有望視される期待の選手だったが、悲劇に見舞われてしまったようだ。
ブラジルメディア『ge』は4日、ペドロ・セヴェリーノがサンパウロ州の高速道路で発生した交通事故により、重篤な状態で入院していると伝えた。
名門ボタフォゴと2027年末までの契約を結んでいるペドロは、レッドブル・ブラガンチーノへのレンタル移籍が先週発表されたばかり。
警察によれば4日の午前5時すぎ、ペドロ・セヴェリーノの乗る車がトラックの後部に衝突、彼は助手席に座っており、衝突の衝撃で頭部に外傷を負ったという(後部座席に同乗していたチームメイトは軽傷)。
警察は、事故当時の車両運転者とトラック運転者の飲酒検査を実施したが、アルコールの影響は確認されなかったそう。
重度の頭部外傷(外傷性脳損傷)と診断されたペドロ・セヴェリーノは病院で緊急手術を受け、成功したものの容体は「極めて危険な状態」とされ、集中治療室(ICU)で治療が続いているそう。
病院の発表によれば、現在、脳死の確認を行うための正式な医療手続きを進めているとのこと。厳格な医学的プロトコルに基づき、複数の検査を経て慎重に判断されるという。