アメリカで開催されていたSheBelieves Cupで初優勝を飾ったなでしこジャパン(日本女子代表)。
26日に行われた、世界ランキング1位の地元アメリカ(日本は8位)との一戦は、引き分け以上で優勝が決まる状況だったが、見事2-1で勝利。対アメリカ戦、史上2度目の白星を手にしている。
この試合、開始早々の2分に先制点を挙げたのは、3年半ぶりのなでしこ復帰を果たした籾木結花だった。
トップ下の位置に入ったレフティは、DFとの駆け引きで抜け出し長谷川唯のスルーパスを受けると、詰めてきた相手選手を外して冷静にフィニッシュ。2021年6月のメキシコ戦以来、なでしこでの15ゴール目を記録している。
東京五輪まではなでしこジャパンに定着し、10番を背負うことも珍しくなかった籾木。28歳となった彼女の復活劇は今大会のハイライトの一つとなった。
籾木は大会後にInstagramを更新。その想いを以下のように綴っている。
「東京五輪以来、3年半ぶりに代表に戻るチャンスを頂きました。今回選ばれたこと、そして一度も選ばれなかった3年半の期間で経験した感情はここでは表現できないほどたくさんのものがありますが、ここまで、そして特にこの3年半で私の人生に関わってくれた人全てに感謝の気持ちでいっぱいです。
ここで終わりでなく、また新たな始まりであることは分かっていますが。この特別なこの瞬間や感情を忘れず、ここに残すことで多くの人に伝わっていたら嬉しいです」
また、籾木と同学年で日テレ・メニーナ時代からのチームメイト、今やなでしこジャパンの大黒柱となった長谷川もInstagramのストーリーに「FINALLY WE PLAYED TOGETHERRRRR(ついに一緒にプレーできたあああ)」と投稿。
「ほかのだれでもない、あなたの動き出しでした。一緒にプレーしたのは3年半ぶりくらいっ。久しぶりのこの感じたまらないね~!!!」と続け、10代の頃から一緒に過ごしてきた“親友”とのゴールに興奮が止まらない様子だった。
ニルス・ニールセン新監督のもと、最高のスタートを切った新生なでしこジャパン。
長谷川と籾木の連係プレーに引き続き期待したい次戦は、4月6日(日)に大阪のヨドコウ桜スタジアムでコロンビアと対戦する。