南米が誇るサッカー大国のひとつであるアルゼンチン。

セルヒオ・アグエロらを輩出したインデペンディエンテは、国内屈指の名門だ。

ホームでは昨年5月から一度も負けていない強さを見せつけており、22日のインスティトゥート戦にも2-0で勝利した。

10番を背負うルシアーノ・カブラルがこの試合で見せたあるプレーが話題になっている。

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ゴール前でパスをスルーすると、後ろにいた選手がボールを受けて、豪快にゴール!カブラルの相手を騙す巧みなプレーだったが、その直後になんと主審が彼に握手を求めていたのだ。

アルゼンチンでも「プロサッカーではまずない光景」と伝えられている。

今季、インデペンディエンテに加入したカブラルは29歳のMF。

もともとアルヘンティノスで育成される有望株だったが、2017年に父親が起こした殺人事件でキャリアが暗転した。カブラルも殺人事件の共犯として、2018年に懲役9年半の実刑判決を受けたのだ。

5年服役した2022年に模範囚として条件付きで釈放。刑務所では毎日恐怖を感じていたという彼は、その後、プレーに復帰。

「帰化した国の代表で英雄になったスター」10名

アルゼンチン生まれながら、祖父がチリ出身ということで、2024年には29歳にしてチリ代表デビューを果たしている(そこでも背番号は10)。

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