日本人選手も多くプレーするベルギーリーグ。
『HLN』などによれば、そのベルギーのプロクラブは、大会フォーマットとテレビ放映権料についての会談を行ったという。
1部リーグのトップ6クラブ(クルブ・ブルッヘ、アンデルレヒト、ヘンク、ヘント、アントワープ、スタンダール)は、リーグフォーマットを『欧州モデル』に移行することを提案したという。
『欧州モデル』とは、今季からUEFAチャンピオンズリーグなど欧州コンペティションで採用されたフォーマット。
従来のホームアンドアウェイ形式ではなくなり、複雑化した。そのため、ベルギーでも多くのクラブ上層部が懸念を抱いているという。
ベルギーは1部2部が16チーム制で、従来のレギュラーシーズンは30試合を戦う。『欧州モデル』に移行した場合、それが24試合に減るという。
トップクラブがフォーマット変更を推進したい理由は、試合数の削減だそう。
彼らはリーグに送った共同書簡で、これまでのリーグフォーマットは「もはや選択肢ではない」と強く否定したうえで、「欧州モデルが最善策」と主張。
「これは全クラブの多様な利益の間で最もバランスの取れた妥協点。この方式では、降格プレーオフが廃止され、チャンピオンズ・プレーオフの勝点が半減することもなくなり、ヨーロッパ・プレーオフではより重要な試合が行われ、過密なスケジュールに十分な余裕が生まれる」などと訴えたという。
ベルギーリーグは今月中に大会フォーマットを決めたい考えだが、上位クラブが提案した『欧州モデル』は多数派ではないため、現時点で採用される可能性は低いようだ。
なお、ベルギーリーグでは日本人選手20人がプレーしており、人数的には地元ベルギー、フランス系に続いて、3番目に多い。