常葉大学サッカー部は11日、2025シーズンより元Jリーガーの古橋達弥氏が新監督としてトップチームの指揮を執ることが決定したと発表した。

古橋氏は1980年11月7日生まれの44歳。静岡県浜松市の出身で、磐田東高校から1999年に地元の本田技研工業サッカー部(現Honda FC)へ加入。2年目からレギュラーの座を掴むと、JFLで得点を量産し、2003年には29試合で31ゴールを挙げた。

2003年から2004年にかけて14試合連続得点を記録するなど「JFL最強アタッカー」として君臨し、2004年6月に移籍したセレッソ大阪でもすぐさま活躍。2年目の2005シーズンはチームが優勝争いを繰り広げたこともあり、自身初のJリーグベストイレブンに輝いている。

2006年にチームがJ2降格を喫すると、多くの主力が移籍を選択する中で残留を決断。2年かかったもののJ1復帰に貢献しており、当時のチームメイトの一人がのちの日本代表10番、香川真司だった。

2009年以降はモンテディオ山形と湘南ベルマーレでプレーし、2014年にHonda FCへ帰還。チームの“顔”として輝き続け、2020年に現役を引退している。ちなみに、Jリーグでプレーした「古橋」姓は、古橋達弥と現日本代表FW古橋亨梧の2人のみ。

古橋氏は2021年からHonda FCで指導者となり、昨季はトップチームのアナリストを務めていたが、2024年12月に退団。動向が注目されていた中で、静岡県の常葉大学サッカー部監督に就任することが決まった。就任コメントはこちら。

「この度、常葉大学サッカー部監督に就任した古橋達弥と申します。常葉大学で監督業という新たなチャレンジが出来ることを嬉しく思っております。

日々選手と向き合い、目標を達成できるよう努力し、前進していきます。そして、観に来てくれた皆様に勇気・感動を与えられるような、走る意欲に満ち溢れたサッカーをし、毎試合勝利を目指し戦います。

TOKOHA SPIRITである、謙虚・責任・向上心を胸に刻み日々精進していきます。ご声援よろしくお願い致します」

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アマチュアでは東海地区屈指の強豪である常葉大学。2025年度の天皇杯静岡県予選ではBブロックのスーパーシードに入っており、一つ勝てばHonda FCとの古巣対決がいきなり実現する。

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