この冬のマーケットでセルティックを退団し、フランス・リーグアンのレンヌへと移籍することになった日本代表FW古橋亨梧。
30歳になった彼が900万ポンド(およそ16.5億円)の移籍金に変わったことはクラブにとって悪くない取り引きだったとも言えるが、複数の大会で優勝を争っているチームが戦力を失うことに対し、ファンから疑問が呈される場面もあった。
ただ『thecelticstar』によれば、『Herald』のジャーナリストであるヒュー・マクドナルド氏は以下のように話し、古橋がセルティックであまり満足できていない状況にあったと明かしたという。
「古橋はセルティックで満足していなかった。いろいろな話が展開されていて、人々と話せば話すほどその詳細が明らかになってきたよ。それは昨年の夏からのことではなく、それ以前から古橋はセルティックの中で不満を抱いていたんだ。
ブレンダン・ロジャーズ監督は、それを理解して快く受け入れていた。そして『お願いだから残ってほしい』とは言わなかった。
だから、記者会見で監督は『ファンは彼についてなんやかんやと言っているかもしれない。私が知っていることを、彼らは知らないのだから』と話していたのだ」
2021年にヴィッセル神戸から加入した古橋は、セルティックで初年度からエースとして活躍。しかしながらアンジュ・ポステコグルー前監督が退任してからはゴール数が減少していた。
ロジャーズ監督の下ではあまり戦術的に合わなかったとも言われており、日本代表チームにもなかなか招集されず。何がネックになっていたかは不明ではあるが、セルティックでプレーするにあたって全面的に満足できるような環境にはなかったようだ。
ただ、それに対してロジャーズ監督は理解を示しており、だからこそ今回のレンヌ移籍を止めることもなかったという。