山下杏也加、長谷川唯、清水梨紗、藤野あおば、大山愛笑の日本人女子5人が所属するマンチェスター・シティ。
2日に行われたアーセナル戦に3-4で敗れた。この日はGKに29歳の山下ではなく、20歳のキアラ・キーティングが起用されたが、先月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦に続く4失点となってしまった。
キーティングは、昨季のPFA年間ベストイレブンとゴールデングローブ賞をダブル受賞した選手だが、山下と比べると足元が課題とされている。
ただ、『Guardian』などによれば、ギャレス・テイラー監督は、GKの起用法について問われるとこう話していたそう。
「君たちは気をつけなければならない。どちらか一方を要求したら、もう一方について話すことになるからだ。
シーズン当初は、『キアラ・キーティングはどうしたんだ?』という感じだった。
誰かのせいにしたいなら、私のせいにすればいい。私はチームを選び、常に選手をサポートしている。私が質問に反論しているように見えるならそうするつもりだ。
突然、4失点した試合を見て、キアラのせいにするのは、少し厳しいと思う。
なぜなら、そこに非常に優れたGKがいることを知っているからだ。しかし、現時点では苦しんでいる。
私たちの仕事は、彼女を助け、できる限りのサポートをすること。そのサポートがこの質問に反論しているように見えるなら、そういうことになるだろう」
山下待望論もあるようだが、指揮官はキーティングを擁護していたようだ(リーグ戦では山下が7試合、キーティングが6試合出場)。
なお、シティはこの冬にクロエ・ケリーを放出したが、彼女からポジションを奪った形の藤野について、テイラー監督は「あおばは素晴らしかった。最高だったし、サイドでの2vs1の状況で相手に問題を作り出していた」と讃えていた。