昨夏、浦和レッズへ加入して、日本に戻ってきた安部裕葵。
鹿島アントラーズで若くしてブレイクすると、21歳だった2020年夏にバルセロナBに引き抜かれた。
スペインでは有望な若手として期待されていたが、ハムストリングやアキレス腱などの負傷に苦しむことに…。最後に公式戦でプレーしたのは2021年5月までさかのぼる。
その安部が鹿島時代にともにプレーした西大伍のYouTubeチャンネルに出演し、怪我の苦しみなどを赤裸々に語った。
ハムストリングは主に3つの大きな筋肉からなるが、走った瞬間にそのうちの1本が断裂したそうで、痛いというレベルではなく、「(拳銃で)撃たれたかと思った」ほどだったとか。
それまでも強い痛みなど予兆はずっとあったものの、MRI検査などでは異常が見られなかったため、プレーをし続けていたそう。
バルサではリオネル・メッシら擁するトップチームでの練習にも参加しており、「誰と仲がよかった」かを聞かれるとこんな話をしていた。
「デンベレとかはめっちゃ優しくしてくれましたね、怪我も一緒で。今でも怪我したりしたら…休むたびにDMとかでわざわざ『大丈夫か?』とか送ってくれるようなやつで」
優しかったというのは、当時バルサに所属していたフランス代表ウスマヌ・デンベレ(現PSG)。
彼もハムストリングを何度も故障しており、同じ怪我を抱えていた安部にも優しい気遣いを見せてくれていたそう。
安部は最初の手術(ミス)で神経への影響が出てしまったために再手術を受けるはめになり、ジョギングすらできない状態だったため、「引退もよぎったどころじゃない」ほどだったとのこと。
その安部は1月28日の誕生日で26歳になったが、ここからの復活に期待したい。