J1の京都サンガF.C.は25日、U-23日本代表MF山田楓喜(23)がポルトガル1部のナシオナウに期限付き移籍することを発表した。

すでにナシオナウは今月6日に公式発表していたが、保有元である京都からも正式なアナウンスとなった。

天才肌のレフティーとして知られる山田は、京都のユースから昇格し2021年にトップデビュー。昨シーズンは東京ヴェルディに期限付き移籍し、自己最高の5得点を記録した。

パリ五輪を目指す日本代表チームにも当初から招集され、昨年のU23アジアカップでは同大会制覇とパリ五輪出場の立役者に。

その後コンディションを崩し本大会にはバックアップメンバーに留まったが、直前のルール変更で大会出場が可能となり3試合に出場している。

加入するナシオナウは、ポルトガルの首都リスボンから南西におよそ1,000km離れたマデイラ諸島を本拠地としている。

あのクリスティアーノ・ロナウド(現アル・ナスル)はこの島の出身で、幼少期にはナシオナウの下部組織に所属していたことも。また同島にはかつて前田大然(現セルティック)がプレーしたマリティモというクラブもある。

ナシオナウは現在1部リーグで18チーム中14位と下位に沈んでいるが、山田の“黄金の左足”は低迷するチームを救うことができるだろうか。

京都には山田のコメントが掲載されている。

「京都サンガF.C.を愛するファン・サポーターの皆さん、この度、ポルトガル1部のCDナシオナルに期限付き移籍することに決めました。色々選択肢はありましたが、自分らしいワクワクする選択をしたと自分でも思いますし、その選択を尊重してくれたクラブに感謝しています。もっともっとビッグになった山田楓喜を魅せれるように向こうでも自分らしく闘ってきたいと思います!」

日本代表、「最強のファンタジスタ」5名

なお、期限付き移籍の期間は2025年6月30日までとのこと。

【厳選Qoly】日本代表候補も!複数国から狙われている代表未招集の若手5選手