なでしこジャパンの選手たちが所属するマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドの女子チーム。

地元のライバル対決が19日にエティハド・スタジアムで行われた。

シティは長谷川唯と藤野あおばが先発、山下杏也加と大山愛笑はベンチ入り(清水梨紗は負傷欠場)。

一方、ユナイテッドは宮澤ひなたが先発出場した。この日のシティはGKに山下ではなく、20歳のキアラ・キーティングを起用したが、彼女のミスなどで4失点。結局、ホームで2-4の敗戦を喫した。

ハットトリックの活躍だった25歳のユナイテッドMFエラ・トゥーンは、昨年9月に父を亡くし、その後、2か月の負傷欠場を余儀なくされた。

それだけに「もちろん、父がいなくてとても寂しいし、つらいけれど、チームメイトがいなければ、こうはなれなかったのでとても嬉しい」と語っていた。

一方、シティは若きGKキーティングが戦犯になってしまい、『BBC』も「20歳の彼女にとって悪夢のような夜」と伝えている。

シティFWフィフィアネ・ミーデマは、試合後に彼女を慰めていたそうで、ギャレス・テイラー監督も「個人を責めることはできない」と擁護。

そのうえで、「私の指揮下では、ロングボールを蹴るようなチームにはならない。今夜はスペースがあったし、それを利用することもあったが、ゴールキックの精度を上げる必要がある」とも述べていた。

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キーティングは将来有望な選手だが、シティが29歳の山下を引き入れたのは、その足元の技術の高さもあるようだ。

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