かつて横浜F・マリノスをJリーグ優勝に導いたアンジェ・ポステコグルー監督が現在指揮いているトッテナム。
19日に行われたプレミアリーグ第22節エヴァートン戦に2-3で敗れ、15位に順位を下げた。
トッテナムは10人ほどの選手が負傷離脱する厳しい状況にあるが、ポステコグルー監督はこう述べている。
「被害者面をしたことはない。結局、この問題を解決する責任は私にある。どのような状況であれ、厳しい状況であることは間違いない。今のように多くの選手を失っている状況では監督としてコントロールできないものも多い。しかし、それでも私はチームを導かなければいけない」
そうしたなか、元トッテナムMFジェイミー・オハラは、『Sky Sports』でこんな指摘をしていた。
「ピッチ上のリーダーはどこにいる?キャプテンは?ソンがキャプテンのはずだが、彼はキャプテンじゃない。
聞いてくれ、彼は素晴らしい選手だし、トッテナムのために信じられないほど尽くしてきた。(だが)彼はキャプテンではない。
彼は苦境から救い出すことはできない。彼は選手の首根っこを掴んだりはしない。世界で一番いいやつだ。みんなに愛されている。本当にいい人なんだ。それが必要か?
ここに座って『アンジェは出て行け』と言うのは簡単だ。トレンドになるのは間違いない。答えは?アンジェが去っても、まだ怪我人がいる。
誰が使える?ボーンマスの監督?フラムの監督?ボーンマスの監督か?スポルティングで信じられないような仕事をしていたルベン・アモリン監督が、マンチェスター・ユナイテッドに行ってひどい目に遭っているのを見ただろう。
では、答えは?自分にはわからない。アンジェが変わるとは思えない。アンジェがこの混乱を解決してくれるとは思えない。スパーズは15位で、このままなら残留争いになる」
32歳の韓国代表FWソン・フンミンは、2015年からトッテナムでプレーしてきた。ハリー・ケイン退団後はキャプテンを託され、クラブでの得点数も歴代5位に到達。
ただ、オハラはソンがチームの危機を救える闘将タイプではないと指摘していたようだ。ちなみに、ソンのトッテナムでの出場数は435試合、オハラは56試合。