今季、5500万ユーロ(90億円)の移籍金でバルセロナに加入したスペイン代表ダニ・オルモ。

26歳のMFは、ここまで15試合に出場しているが、登録問題によって1月からリーグ戦に出場できない可能性が高まっている。

リーガは各クラブに給与制限を設けており、バルサはDFアンドレアス・クリステンセンが負傷で長期離脱となったため、リーガの規定に則り、彼の給与の8割をオルモの契約に与えることにした。これによってオルモは12月31日まで選手登録をされたが、クリステンセンが出場可能になったため、調整を迫られた。

昨年末に裁判所がバルサによるオルモの登録申請を拒否する判決を下した。「追加支出を認める目的は、長期の負傷がチームの競争力を弱めないようにするため。バルセロナが試みているような年俸が上限を超える選手の登録を認めるために利用するためではない」というのがその理由だった。

そして、4日にはリーガがダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録を認めないという声明を発表。「リーグの規則では、選手登録が抹消された同一シーズンに、同じクラブが当該選手を再登録することはできない」と説明している。

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『BBC』などによれば、バルサは政府に対して訴えを起こす可能性があるという。ただ、バルサとオルモとの契約には、シーズン末までに選手登録できなかった場合には退団できるという条項が付随しているとされており、最悪の場合には冬に退団する可能性もある。

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