日本代表MF守田英正が所属するスポルティングCPはポルトガルリーグ2連覇を目指している。

3日に2025年初戦となるヴィトーリア・ギマランエス戦を戦ったが、壮絶な試合展開となった。

守田のアシストなどでスポルティングが3-1とリードするも、その後、ホームのギマランエスが3点を奪取して、4-3と逆転。

スポルティングは敗戦濃厚となったが、後半アディショナルタイムに劇的なゴールが決まり、土壇場で4-4の引き分けに持ち込んだ。

そのスポルティングはシーズン中にルベン・アモリン監督をマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれた。後任のジョアン・ペレイラ監督が8試合で解任となったため、昨年末に400万ユーロ(6.4億円)の違約金を支払って、ギマランエスからルイ・ボルジェス監督を引き抜いた。

ボルジェス監督にとってこの日は古巣への凱旋でもあったが、歓迎されなかったようだ。『A Bola』によれば、指揮官は試合後にこう話していたそう。

「正直に言うと、少し奇妙だった。理解できない。悲しさの理由がわからない。なぜなら、私がヴィトーリアを去りたいと言ったことはなかったからだ。私からヴィトーリアを去りたいとは決して言わなかった。クラブに400万ユーロを残した。そんなにも憎しみがあるのかは分からないが、私の人生は続く。

私はヴィトーリアで働くすべての人、ヴィトーリアのファン、私をひどく扱った人たちにも、大きな愛情を持っている。私はヴィトーリアにスポーツ的にも経済的にも多くの利益を与えた。そのことは頭にはっきりと残っている。とても幸せだったし、ヴィトーリアにとても感謝している」

自分から退団を希望したわけではないので、憎まれる筋合いはないと感じているようだ。

最悪の「喧嘩別れ移籍」7選

なお、スポルティングはリーグ首位につけているが、2位ポルトの結果次第で順位が入れ替わる可能性がある。

『A Bola』によれば、スポルティングが4-4というスコアの試合をしたのは、1985年以来およそ40年ぶりのことだそう。

【厳選Qoly】高校サッカー、背番号10番以外が「エースナンバー」の強豪チーム5選