日本代表DF菅原由勢が所属するサウサンプトンは、プレミアリーグ最下位に低迷していることもあり、シーズン中の監督交代に踏み切った。
新監督はクロアチア人のイヴァン・ユリッチ氏。『Daily Echo』によれば、菅原は新監督と前任者との違いをこう説明していたそう。
「僕らはとても気分がいい。なぜなら、彼がチームに多くの新しいことをもたらしてくれているからね。彼がどう要求し、どうプレーさせたいのか知りたい。
うまく反応できた。僕らは本当に勝ちたい。プレミアリーグに残留したいので、勝利か最低でも勝点を獲得する必要がある。僕たちは一緒にハードワークしているし、いい感じだよ。
まだ10日なので、(ユリッチのスタイルについて)すべてを知っているわけではないけれど、新監督は攻撃面でよりアグレッシブになることを望んでいるように感じる。
ディフェンスでも、ボールを奪う場面で(アグレッシブになることを望んでいる)。前監督の下では、ボールを奪ってもキープしようとした。
新しい監督は速攻でゴールを奪いたがっている。攻めて、攻める。攻めて、ゴールを奪う。
トレーニングでは、ボールを奪ってバックパスを出そうとすると、『ノー、前へのパスにトライして、攻撃する方法を見つけろ 』と言われる。気持ちはいいよ、攻撃陣にはいい選手が揃っているからね」
ユリッチ監督はよりアグレッシブになることを求めているようだ。
そして、新しい武器になりえるのが、身長201センチを誇る巨漢FWポール・オヌアチュ。
菅原はオヌアチュがいることで味方へのスペースができやすくなると語っている。
「彼は本当にデカいし、強い。試合で彼と対戦するなら、彼にボールが入るのは嫌だね。僕らは相手にそれと同じことをする必要がある。ポールにボールを送るのさ。
たぶん、相手はそれを嫌がるだろう。ポールにボールを送るのは本当に危険になる、彼はいい選手だからね。
ペナルティエリア内に彼がいれば、相手DFは彼を捕まえようとする。それでほかの選手へのスペースができる。攻撃はバランスがいいし、ポールは僕らにポジティブなものを多く与えてくれる。新たなオプションだよ」
サウサンプトンが4日に対戦するブレントフォードは、菅原が8月にプレミアリーグ初ゴールを決めた相手。
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「僕らはファンのみんなと一緒に厳しい状況を乗り越えてきた。彼らは一緒に戦っている。僕は自分自身、チームメイト、スタッフ、そしてファンのために試合に勝ちたい。彼らのために再びゴールを決められたら、特別なことさ。でも、試合に勝つことに集中しなければならない。それが第一で最も重要なことだからね」と菅原は意気込んでいた。