セレッソ大阪は19日、サガン鳥栖へ期限付き移籍している元日本代表MF清武弘嗣との契約について、2024シーズンをもって契約満了となることが決まったと発表した。
清武は1989年11月12日生まれの35歳。地元大分トリニータのアカデミーで育ち、2008年にトップデビューを飾るやハイクオリティなプレーを連発。一気に名を上げた。
2010年に移籍したC大阪でチームの中心選手となり、日本代表デビューを飾ると、2012年夏に欧州へ。ドイツのニュルンベルクやハノーファーで活躍し、2014年のブラジルワールドカップにも出場した。
2016年夏に移籍したスペインのセビージャでの挑戦は半年間に終わったが、2017年1月に復帰したC大阪では再び主力に。度重なる怪我に悩まされながらもチームの“顔”となってきた。
以下は鳥栖への期限付き移籍を経て契約満了が決まった清武のコメント。
「この度、契約満了に伴いチームを離れることになりました。2010年に無名の僕にオファーをしてくださりセレッソ大阪に移籍してきてからトータル10年、全てを語ることは難しいですが、本当にたくさんの思い出があります。セレッソ大阪で過ごした10年があまりにも濃くて、ここで何を伝えたらいいのか、すごく迷っています。でも、素直に1つ思うことは、セレッソ大阪に関わる全ての方々に感謝しかないという事です。どんな時も温かく応援してくれて、どんな時も励ましてくれて、キヨがいるから、キヨと一緒に、と声をかけてくれて感謝しています。この温かい応援があったからこそ、10年もセレッソ大阪でプレーする事ができました。また、たくさんのかけがえのない大好きな仲間達にも出会えて最高な10年だったと思います。唯一の悔しさがあるなら、2024年真司君とリーグ優勝したいと強い気持ちで臨みましたが、それを達成できなかった事がセレッソ大阪での唯一の心残りです。でも、全てを総括したら最高な10年間でした。本当にありがとうございました。僕はチームを離れますが、これからは1人のファンとしてセレッソ大阪を応援しています。そして最後に、12月23日に感謝の気持ちを直接伝えたいので、お時間のある方はぜひ、ヨドコウ桜スタジアムで待っています。
では、みなさん本当にありがとうございました。そしてさようなら」
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