14日、ジョージアの大統領にミヘイル・カヴェラシュヴィリ氏が選出された。
53歳のカヴェラシュヴィリ氏は、かつてジョージア代表としてプレーした元サッカー選手。1995~1997年にはマンチェスター・シティでもプレーした。
ただ、『BBC』は、「元サッカー選手が大統領に指名され、ジョージアの混乱が深まる」と伝えている。
カヴェラシュヴィリ氏は、権威主義を強める与党「ジョージアの夢」の元議員で、唯一の候補者だった。
選挙人団225人のうち224人がカヴェラシュヴィリ氏に投票したものの、主要4野党は議会をボイコットし、10月の選挙は不正選挙だったと主張している。
ジョージアは、大統領が国家元首、首相が議会元首の議院内閣制。
「ジョージアの夢」に対する抗議活動は10月の選挙直後から始まっていたが、11月28日に政府がEU加盟交渉を2028年まで保留するとしたことで爆発的な広がりになったという。ジョージア国民の大多数は、EU加盟を支持しており、それは憲法の一部にもなっているとのこと。
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カヴェラシュヴィリ氏は、グルジアサッカー連盟会長に立候補する資格がないという理由で失脚した後、政界に転身したそう。