今週末の日曜日に行われるスコティッシュ・リーグカップの決勝戦。今シーズンはまさにスコットランドを代表するライバル同士、セルティックとレンジャーズによるファイナルとなった。
この試合を前に、スコティッシュ・プレミアシップは公式プレビューとしてYoutubeで「ウォームアップ」というトーク番組を配信している。
その中で大きな話題になったのが、レンジャーズのSBジェームズ・タヴェルニエとセルティックのFW前田大然とのマッチアップ。
実はレンジャーズは過去13回の対戦でセルティックに1度しか勝っておらず、いま非常に苦手としている相手。そのポイントの一つが前田大然で、常に対面するタヴェルニエを攻略し続けてきたのだ。
この番組では解説者のアラン・ハットン氏が以下のようにコメントし、もしかしたらタヴェルニエを起用せず、若いデュジョン・スターリングを使うかもしれないと話した。
「(タヴェルニエではなく)スターリングが出場するかもしれないという予感があるね。サイドバックは簡単に危機にさらされるポジションの一つで、私もヤニック・ボラジーやウィルフリード・ザハと対戦したときはそのような感覚を抱いたものだ。
そして一度それを味わってしまうと、『ああ、嫌だな』という気持ちを頭から追い出すことはとても困難なんだ。何年もの間、前田大然はタヴェルニエを圧倒してきたように感じるよ」
タヴェルニエは前田大然に苦手意識を持ってしまっており、それが対峙したときのパフォーマンスの悪さにつながっているのではないかとのこと。
それに対して、元セルティック監督でもあるニール・レノンも以下のように話していた。
「このところのセルティックとレンジャーズの対戦を見ていると、確かにそのように見える。前田大然はタヴェルニエを圧倒しているね。ゴールだけではなく、背後を取る動きでも、ボールを奪うことでも、フィジカル的にもね。
タヴェルニエはファーポストへのプレーで何度もやられている。もっとうまくやらなければいけないが、それは精神的なものなのかもしれないね」
それを受けてアラン・ハットンは「タヴェルニエは失敗から学べるはずだよ」と話したが、ニール・レノンは「彼はまだ学んでいないだろう?」と返答。そして「誰にとってもあのスピードは悪夢だ!」と付け加えていた。
なお、セルティックとレンジャーズが戦うリーグカップ決勝は日本時間で16日の午前0時半キックオフ予定となっている。