リヴァプールで出場機会が激減している日本代表MF遠藤航。ユルゲン・クロップ体制だった昨季は重用されたが、今季は立場が変わってしまった。

オランダ人のアルネ・スロット新監督は、同胞のオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを先発に抜擢し、序列が下がった遠藤はプレータイムが著しく減少している。

そうしたなか、英紙『Express』は、「スロット監督は、リヴァプールでほとんど起用されていない”ワールドクラス”のスターにチャンスを与えなければいけない」として、遠藤の起用を提言した。

「アンフィールドで2年目を迎えた遠藤の環境は激変した。クロップのもとで苦しんだフラーフェンベルフが、スロット監督の頼れる守備的MFになったことで、遠藤は今季167分しかプレーしていない。これより出場時間が少ないフィールドプレイヤーは4人しかいない。

リヴァプールは忙しいクリスマスシーズンのスケジュールに直面しているが、スロット監督はこの闘志あふれる日本人選手の献身に報いる時が来た。

疲労感を見せているフラーフェンベルフは、ニューカッスル戦で今季最悪のパフォーマンスを露呈。嵐の影響でエヴァートンとのマージ―サイドダービーが延期されたことで貴重な休みを得たが、ジローナ戦は彼を休ませるまたとないチャンスだ。

遠藤とカーティス・ジョーンズのコンビはリヴァプールを勝利に導くのに十分な安心感を与えてくれるだろう。

スロット監督は遠藤のオフザボールの能力を強く認識している。アレクシス・マカリステルがジローナ戦で出場停止となった今こそ、遠藤に再びその能力を見せつけるチャンスを与える時なのだ」

リヴァプールは10日のCLジローナ戦に1-0で勝利。

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ただ、フラーフェンベルフとジョーンズが先発起用された一方、遠藤はベンチスタートになると後半44分からの出場にとどまった。

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