今夏のパリ五輪で決めたブラジル戦でのスーパーゴールが大きな話題になったなでしこジャパンの谷川萌々子。
19歳の谷川は、今季のスウェーデン1部ローゼンゴードでMFながらも得点王になり、チームの優勝に大きく貢献した。
スウェーデンリーグは春秋制のためにシーズン終了なるため、来年1月からは保有元であるバイエルン・ミュンヘンに復帰することが決まっている(ドイツは秋春制)。
その谷川は、英紙『Guardian』の世界の女子選手トップ100の85位にランクされた。ドイツでも期待が高まっているようで、バイエルン系サイト『Miasanrot』は「谷川はパズルの欠けているピースか。スカウティングレポートでは『スウェーデン最高の選手』」として特集していた。
「ボールを持っているときは、低い位置からのプレー、得点やアシストまで何でもできる完璧な選手だ。試合理解力と状況を予測する能力は抜群。
寄せやタックルの面で進歩する必要があるが、年齢を考えると、それは特に驚くべきことではない。
バイエルンは、彼女が比較的早く新しいリーグに適応するだろうと楽観視している。そして、スウェーデンではその功績が表彰された。谷川は、選手協会からスウェーデンの年間最優秀選手に選ばれている。
より高いレベルに移ることは、どんな才能にとっても最大のステップだ。ブンデスリーガは別のレベルになるだろうが、バイエルンの公式発表に理由がないわけではない。『スウェーデン最高の選手』または『世界最高の若手選手のひとり』と紹介されたが、これは高い評価だ。これまでのところ、谷川にプレッシャーに悩まされているという印象はない。ピッチ上でもピッチ外でもだ。
彼女の能力は非常に有望であるため、ミュンヘンはそれほど時間はかからないと予想しており、むしろ即戦力として期待している。谷川はシーズン後半戦で重要な一員になるはずだ。
そして、この移籍はマーケティングの観点からも大成功になる可能性がある。すでにこの若手選手には日本に多くのファンがいる。(日本は)女子サッカーが盛んな国だ。
選手の素晴らしい才能に加えて、これはバイエルンに大きな成長の可能性をもたらす。谷川はすでに近年で最もエキサイティングな移籍のひとつだ」
バイエルンは女子ブンデスリーガを2連覇中の強豪。
日本期待の谷川は、19歳ながら即戦力として期待されているようだ。