北海道コンサドーレ札幌は7日、クラブに所属する5名と来シーズンの契約を結ばないことを発表した。

先週末に2016シーズン以来となるJ2降格が決まった札幌。

8日にはJ1リーグ最終節が行われるが、その前日にFW菅大輝(26)、MF駒井善成(32)、GK阿波加俊太(29)、MF小林祐希(32)と杉浦大輔コーチを合わせた5名の退団が発表された。

一番の驚きは菅大輝であろう。

菅は小学校の頃から札幌の下部組織に所属した生え抜きでクラブ史上最年少の17歳でデビューし、その後もさまざまなクラブ記録を塗り替え続けてきた。

日本代表としても2019年に開催されたコパ・アメリカのメンバーに選出され、年末のEAFF E-1サッカー選手権2019で代表デビューを果たしている。

15年以上在籍したクラブを退団することになった菅は、「小学4年生からお世話になったチームを離れるのは悲しいですが、こうなったのは自分の実力、結果不足だと思っています」とコメント。

一方で「またこのチームのユニフォームを着れるように頑張ってきます!本当に本当にありがとうございました」と話しており、他チームへ移籍するための発表であることを匂わせていた。

また、日本代表として9試合に出場した経験をもつ小林祐希も退団することとなった。

かつて“本田圭佑2世”と言われオランダでもプレーしたレフティーは、以下のように別れの言葉を述べている。

「契約満了となり退団する事になりました。2年間暖かく応援してくれたサポーターの皆さんには結果で応えられずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

1年でJ1舞台に戻れるよう、みんなでコンサドーレを支えてあげてください。僕も1人のサポーターとしてコンサドーレを応援しています。短い間でしたが、ありがとうございました」

すでにミハイロ・ペトロヴィッチ監督の退任が発表されている札幌。来シーズンはどんなチームに生まれ変わるだろうか。

なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

今シーズン最後の試合となる柏レイソルとのJ1リーグ最終節は、8日14時にキックオフされる。

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