今季からセリエAのパルマでプレーする日本代表GK鈴木彩艶。22歳の若き守護神はイタリアの地で評価を高めている。
その鈴木は、『la Repubblica』でこんな話をしていたそう。
「チームメイトが連れて行って食べさせようとしてくれるけど、その気になれない。日本の寿司は質が高いと分かっているけれど、ここではサプライズが怖い」
イタリアではまだ寿司を食べに行っていないそうで、現地では「鈴木はイタリアの寿司を信用していない」とも伝えられている。
また、鈴木はこんな話もしていたという。
「(イタリア語は)今はあまり話せないけれど勉強している。お気に入りの単語は、アニマル。僕がいいセーブをするとチームメイトたちが言ってくれる。『ザイオン、お前はアニマルだ!』ってね。いい誉め言葉さ」
「セリエAはGKのレベルの高さで世界中に知られてるけれど、自分のアイドルはマンチェスター・シティのエデルソン。彼は驚異的な選手で、足でありえないスペースを作り出す。攻撃陣を得点できる位置に導く。彼のようになるために練習している。
(イタリアの最高GKは)
ジジ・ブッフォンは伝説的選手だし、ジャンルイージ・ドンナルンマも高く評価している。でも、トッテナムのグッリェルモ・ヴィカーリオを選ぶ。彼は信じられないほどの反射神経を持っている。1メートルの距離から蹴られたボール、ディフレクトしたボール、えげつないボールをセーブする。
イタリアの試合は激しく、身体的接触が激しい。打たれたり、肩に突進されたりもする。最初は驚いたけれど、すぐに慣れた。
自分の夢?世界最高のGKになること。そしてチャンピオンズリーグで優勝すること。それを日本代表のW杯と同じレベルに置いている。漫画以外では非常に難しい目標さ。でも、絶対にないとは言えない」
動物を意味するanimaleというイタリア語が気に入っているようだが、人間離れしたという誉め言葉にもなるようだ。