adidasは6日、素足感覚を徹底的に追求し、「部活生に360°フィット」をキャッチコピーに掲げる、レザーサッカースパイクの最新モデル『コパ アイコン 2』を発表した。
adidas COPA ICON II
adidasフットボールは、タッチ至上主義の「コパ」、ゴール至上主義の「プレデター」、スピード至上主義の「F50」という3つのフランチャイズを展開。プレーヤーのスタイルやニーズに合わせたスパイクを追求し、アップデートを進めてきた。
そうしたなか、日本のサッカー市場において、中高部活生を中心に高い人気を誇るレザースパイクは、より良い履き心地とプレー中のフィット感が求められている。
『コパ アイコン 2』は、選ばれる背景にある着用時の履き心地、フィット感に注目して開発された「コパ」の最新モデルだ。
日本で開発された「ジャパンマイクロフィットラスト」をさらにアップデートし、日本の部活生の要望に応えるべく、足とスパイクの一体感をより高め、優れたパフォーマンスを発揮。
足の形状を忠実に再現したラストと、足全体の馴染みが早いプレミアムカウレザーが、足に360°フィットする素足感覚と、より精度の高いボールタッチに貢献する。
今の時代だからこそ、その進化において、サッカースパイクにはプレーヤーをサポートする“フィット感”を提供することが重要だという想いが込められたモデルとなっている。
『コパ アイコン 2』でアップデートされたテクノロジー
ジャパンマイクロフィットラスト
adidasと日本の匠 大森敏明氏のコラボレーションによって現代の日本のフットボールプレーヤーに向けて開発された足型(ラスト)。足の形状を忠実に再現し、360°のフィット感、素足感覚を追求。
素足感覚を追求する“フィット”
プレミアムカウレザーを採用。足全体の馴染みが早く、素足のような感覚で、より精度の高いボールタッチに貢献。前足部のスペースを減らし、アウトサイドを低くすることで足を自然なポジションに保つ。本来あるべき姿に近づけることでストレスを最小限に抑え、さらなる素足感覚を追求。
ブレないかかとによる“フィット”
かかとの形状を見直し、カーブをより強くすることで今までにないホールド性と安定性を実現。ヒール部にはかかとのフィット感を高めるウレタンフォームを搭載。ライニングを薄くし、さらに足との一体感を生み出す構造を実現。
足の動きに反応する“フィット”
急激且つ多方向な動きを求められるフットボール特有の動作への反応性を向上。足の動きにブレなくついてくるフィットを実現。前足部内側のトライアングルスタッドで構成された“TRACTION360”と円錐形スタッドを組み合わせることにより、グリップ性、耐久性、前後左右へのスムーズな動きを実現。
adidasフットウェアラボ・シュー・クリエーターの大森敏明氏は『コパ アイコン 2』について以下のように語る。
「足あたりであったり、ボールの蹴り具合であったり、部活生に向けてかなり細かく設計しています。“包み込む”ことを意識していたので、よりフィット感がいいと思います。また、これを履いてプレーすることで、止まらなきゃいけない場面で、スパイクがしっかり付いてきます。ただ、締めつけてしまうと走れなくなってしまうので、一番いい状態を想定しながらスパイクを作りました。加えて、サッカーではランニングとは違い、横に止まる動作も多いのでその部分も想定しています。フィットすることで360°の動きがしやすくなる。フィットすることでボールを蹴りやすくなる。タッチの精度が上がる。そうすることで、思い通りのプレーができるというところを目指しています。
天然のレザーでこのフィット感を持つコパは、足あたりを一番大事にしています。実際に着用してプレーした部活生たちに、それがしっかりと表現できているか、結果を聞いてみたいです。いろいろ意見をお聞きして、それを改良しながらやっていくということができれば一番いいと思います。
今回のジャパンマイクロフィットラストは、日本の部活生にフィットするものを、一から見直しで完成しました。一つ一つの形状やその全ての形状に意味を持たせています。もっとうまくなりたい。そう思う人が一人でも多く、手に取ってもらえたら嬉しいなと思います」
日本代表の藤田譲瑠チマやなでしこジャパンの長野風花が着用予定の『コパ アイコン 2』。
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