JFLアトレチコ鈴鹿クラブMF中村健人が投稿したX(旧Twitter)の内容が物議を呼んでいる。4日に鈴鹿が中村の今季限りでの退団を発表すると、仲村は自身のXでクラブとのやり取りを明かした。
クラブが中村の退団リリース発表後に、中村は自身のXを更新。「送ったコメントが載せられなかったので貼り付けさせてもらいます」の文言とともに契約満了を伝えられた際の鈴鹿とのやり取りが書かれたメモのスクリーンショットを掲載した。
送ったコメントが載せられなかったので貼り付けさせてもらいます pic.twitter.com/ltkvnRflV2
— 中村 健人 (@nakaken_s91) December 4, 2024
メモの内容は以下の通り
鈴鹿を応援してくださる皆さん、3年間ありがとうございました。
ホーム最終節のセレモニー後に面談もなく紙だけを渡され契約満了を告げられました。驚く気持ちもありましたが、正直ガッカリしました。
3年間、この鈴鹿で熱いサポーターの皆さんと共にJリーグに上がることだけを考え闘ってきました。
もちろん来シーズンもそのつもりでしたが、厳しい世界です。
本当にこの3年間、チームの事情もありライセンスを取得できない中でモチベーションを保てたのは鈴鹿サポーターの応援のおかげです。1年を通してみれば必ず良い試合も悪い試合もあります。そんな中感情的になるのではなく、選手のことを第一に考えて鼓舞してくれた姿がすごく心に残っています。そんな関係があるからこそ、「次こそはサポーターと勝利を手にしたい」と強く思っていました。感謝しています。
話したい事はまだまだありますが、また気持ちを整理しSNSなどで発信できればと思います。
これからの事はまだ何も決まっていませんが、またどこかでサッカーを通じて会えることを願っています。
本当にありがとうございました!!
(原文ママ)
中村は今季背番号10を背負い、リーグ戦29試合3得点6アシストとチームの攻撃をけん引した。3シーズン在籍した主力選手に対し、鈴鹿は非情な対応を見せたようだ。
過去に鹿児島ユナイテッドにも所属した元Jリーガーの投稿に「クラブがこのコメントを隠そうとして結局活躍してた選手に世に出されるのクラブとしてヤバいでしょ……面談せずに紙1枚で満了もやばい」、「なるほど、だからリリースにコメントなかったんだ…」、「何度クラブ名を変えようがやばいクラブの体質は変わらない」などの反応が集まった。
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過去に鈴鹿は経営陣による八百長指示疑惑や2022年当時に在籍していた監督の選手、スタッフに対するパワーハラスメントなど不祥事が続いた。選手の告発により鈴鹿による非情な対応が明らかになったが、今後クラブはどのような対応を見せるのか。動向を追っていきたい。