ドイツ紙『キッカー』は28日、ドイツ1部シュトゥットガルトのファンがセルビア治安当局に不当捜査及び暴力を受けとしてクラブが欧州サッカー連盟(UEFA)への抗議を検討していると報じた。
同紙によると、27日に開催されたセルビア1部ツルヴェナ・ズヴェズダとの一戦に向かうシュトゥットガルトのファンがセルビアの国境で、治安当局から不当なチェックを受けたという。またこの事案の全貌(ぜんぼう)は調査中であるとしている。
ファンを乗せたバスは国境で止められ、許可が必要な物品を発見したとことで、厳正なチェックを受けたという。この際にファンは不当な身体的な暴力を受けたとされ、クラブはこの対応に激怒している。
シュトゥットガルトは「多くのVfBファンによれば、これらは不釣り合いであり、また品位を落とすものだった」と声明を発表した。
クラブは不釣り合いな措置と暴力容認の疑いが確認された場合、UEFAに抗議をすると検討しているという。
ベオグラード中心部では、シュトゥットガルトのファンが何度も暴力的な攻撃の犠牲となった事件が発生しているようで調査をしているという。
ただ同紙によるとUEFAは国境管理を国家の問題であり、自分たちの手には負えないと見ており、シュトゥットガルトの対応に困惑しているようだ。