2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選インドネシア代表vsサウジアラビア代表戦が19日にインドネシアのゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで開催され、インドネシア代表が2-0で最終予選初白星を挙げた。

試合はサウジアラビアがボールを保持し、インドネシアが強固なブロックを形成してカウンターを狙う対照的な構図となった。サウジアラビアが押し込むシーンが多かったが、前半32分に試合が動いた。

インドネシアがカウンターを発動すると、左サイド奥深くまで切り込んだFWラグナー・オラットマングーン(ベルギー1部デンデル)がペナルティーエリア中央で待ち構えていたMFマルセリーノ・フェルディナン(イングランド2部オクスフォード・ユナイテッド)へ折り返すと、フェルディナンが右足でゴール右隅へ先制弾を突き刺した。

先制点を許したサウジアラビアは追いつこうと縦への突破やロングボールを生かした多彩な攻撃を見せるも、インドネシアの堅守は崩せず。後半12分に再びインドネシアがカウンターを仕掛け、DFカルヴィン・フェルドンク(オランダ1部NEC)からラストパスを受けたフェルディナンが2点目のゴールを揺らして勝負を決めた。

この日サウジアラビアにボール保持率を77パーセント許したが、統率の取れた守備で最後までゴールを許さなかった。

インドネシアは2分11敗と勝利を挙げたことがなかったアジアの強豪サウジアラビアに初勝利を挙げた。これにより最終予選順位を暫定3位に上げて、3、4位が進出できるアジア・プレーオフ(4次予選)圏内に入った。

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