先日、日本代表は2024年最後となる招集メンバーを発表した。注目のシュトゥットガルトDFチェイス・アンリは選ばれず。

アメリカ人の父と日本人の母を持つ20歳の大型ディフェンダーは、U-23日本代表経験はあるものの、まだフル代表での出場はない。

今季ブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグにデビューするなど注目度が増しており、英紙が特集記事を組んだほど。

そのチェイス・アンリはルカ・コレオショとともにアメリカ代表に招集されるのではないかと噂されている(コレオショはナイジェリア人の父と、イタリア系カナダ人の母のもとにアメリカで生まれた選手)。

ただ、『AFP』によれば、アメリカ代表のマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、二重国籍の選手たちに代表入りを説得することはないと明言したという。ポチェッティーノ監督は、チェイス・アンリとコレオショには直接言及しなかったものの、こう述べたそう。

「その選手が我々を助け、向上させることができると本当に信じるなら、当然ながら、我々はその状況に100%かかわるつもりだ。

名前は言いたくないが、我々は他の選手たちにも働きかけ、彼らが我々と一緒にコミットしたいかどうかを見定めようとしている。

説得する必要はない。選手は代表チームのためにプレーしたいと思う必要がある。

私はアルゼンチン人だ。アルゼンチンのためにプレーしたかった…契約のためではない。ヨーロッパでプレーする可能性があったからでもない。違う。自分のバッジ、自分の国旗を守るために必死だった。

我々は慎重になる必要がある。選手を説得する必要はない。ひとりの選手がチームや3億人の人々(アメリカの人口)よりも重要であるはずがない」

注視している二重国籍選手はいるとほのめかしつつ、アメリカ代表入りを説得することはないとも述べていたようだ。アメリカはカナダ・メキシコとともに2026年W杯を共催する。

帰化して日本代表になった7名

なお、日本の国籍法では、国籍を選択すべき期限が定められている(2022年4月に改訂)。18歳に達する以前に重国籍となった場合は、20歳に達するまでに。18歳に達した後に重国籍となった場合は、重国籍となった時から2年以内とされている。

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