元日本代表FW福田正博(57)がYouTube『おじさんだけど、遊んでもいいですか?』に出演し、野球をやめてサッカーを始めた理由を明かした。

カズこと三浦知良(57)と同学年の福田は、神奈川県横浜市生まれ。地元は野球が盛んな地域だったが、親しくしていた友達が柔道を習っていたため小3から小4までは一緒に柔道をやっていたという。

ただその友達が引っ越すと、柔道をやめて大好きだった野球を始めた。

「足が速かったんで野球は1番(バッター)。最初センターをやってて、なぜかキャッチャーをやって最終的にショート。守備はうまかった。センスあると思った。今でも守備には自信がある」

野球に熱中していた福田少年だが、今度は自身が小5の10月に引っ越すことに。これが大きな転機となった。

引っ越した後も週末だけ地元に戻って野球をやっていたそう。ただ転校した小学校の担任の先生がサッカーをやっており、「週末は野球でいいけど平日はサッカーをやったらどうだ」と誘われたのだという。

当時の福田少年は「野球しかやりたくなかった。サッカーなんて時代じゃなかった」と断っていた。しかし1か月ほど誘われ続け、半ばイヤイヤ始めてみると瞬く間にサッカーへとのめり込んでいった。

「性格的なものがサッカーのほうが競技特性に合った。今はわからないけど、野球ってバッターボックスに入ったら1球1球サインが出るじゃん?たぶんそれが俺の性格的に良くなかった。言われたことと違うことをやりたい性格だから。サッカーはピッチに入ったら自由じゃん。野球の時も盗塁で足の速さを生かせたけど、サッカーはもっといろんなところで足の速さを出すことができた」

細かく指示を出されてそれに従うより、広いピッチで自由に走り回るほうが自分の性格や能力に合っていたという福田。

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こうして野球をやめてサッカーを始めた少年は、後にミスター・レッズと言われるスター選手への階段をのぼっていくこととなったのである。

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