マンチェスター・ユナイテッドは、オランダ人のエリック・テンハフ監督の解任を決断した。
チーム再建を託された指揮官は、2022年夏に着任したが、850日ほどでクラブを去ることになった。
そのテンハフ監督はスター選手を特別扱いしない厳格さを持ち、クリスティアーノ・ロナウドやジェイドン・サンチョらと衝突。ユナイテッドのレジェンドであるロナウドだったが、指揮官と喧嘩別れする形で2022年末にチームを去った。
『ESPN』によれば、ユナイテッドの一部選手たちは、テンハフ監督が厳しすぎると感じていたという。
2022年10月、ロナウドがトッテナム戦での途中出場を拒否すると、テンハフ監督は彼をチームから除外。当初、ほとんどの選手たちはロナウドに非があるという意見で一致していたが、その後、多くのクラブ関係者たちは指揮官があまりに厳しすぎると考えるようになっていったという。
当時、ロナウドはトップチームから離れて練習するように命じられており、ロッカールームに入ってトレーニングシューズを取ろうとしたところ、スタッフから入ることは許されないと告げられた。
ロナウドがユース選手に自分の代わりにロッカールームに入ってくれるように頼んだことで、その膠着状態はようやく終わったとか。多くのトップチーム選手たちは、この全面的な禁止令は不必要に屈辱的なものだと感じていたそう。
追放中のロナウドは一瞬だけでもロッカールームに入ることが許されなかったそうで、当初は制裁処分を支持していた選手たちもさすがにやり過ぎだと否定的にとらえるようになっていったようだ。