30日に三笘薫が所属するブライトンと遠藤航が所属するリヴァプールが国内カップ戦で対戦する。
日本代表のキャプテンである遠藤だが、リヴァプールではアルネ・スロット監督のもとで出場機会が激減しており、厳しい立場にある。
そうしたなか、スロット監督は、前日会見で「遠藤ら定期的にプレーしていない選手を満足させ続けること」について聞かれるとこう答えていた。
「それはいつだって簡単なことではない、すべての選手がプレーしたいからね。プレーしていないのに満足していたらおかしい。
ただ、彼らはプロフェッショナルだ。そういうことが起こりえるのを知っているし、自分たちのポジションでプレーしている選手がとてもいい状態なのも見ている。
だから、これは主にワタ(遠藤)にいえることだが、ジョー・ゴメスやジャレル・クアンサーにもいえる。彼らはライアン・フラーフェンベルフ、フィルヒル・ファンダイク、イブラヒマ・コナテとポジション争いをしている。
だから、彼らは理解しているし、見ている。(ライバル)選手たちのプレーがどれほどいいかをね。
ただ、ワタは(明日の試合で)ラインアップに入る選手のひとりになるかもしれない。なぜなら、シーズンはとても長くなるし、シーズン中には彼が必要になるからね。だから、彼も時にプレーする時間が必要だ。
幸いなことに彼は日本代表でプレーする時間がある。ただ、我々のもとでも時々試合に出てくれると助かる。
ウェストハム戦のプレーは本当に気に入ったし、私が彼を称賛し、リスペクトしているところは、そのパーソナリティだ。
なぜなら、彼は終了5分前に出場することが2度あったが、私の監督キャリアでは、終了5分前に投入されるとこんな顔(下を俯く)であんなプレーをする選手もいたからね。
ただ、たとえ5分だったとしても、彼は我々が必要としている時は必ずチームのため、チームメイトのため、そして、自分のためにやってくれる。それも彼が明日プレーするにふわさしい理由だ」
遠藤はオランダ代表MFフラーフェンベルフとポジション争いで後塵を拝しているが、リヴァプールに必要な戦力と強調していたようだ。
また、わずか5分の出場でも嫌がらない態度も讃えていた。