2024年度のバロンドールは、マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが受賞した。
29歳の彼は191cmの巨漢MFで、センターバックでもプレーできるなどインテリジェントな選手だ。
また、スペインのジャウメ1世大学で経営学を修めており、その大学時代に医師を目指していた現在の伴侶ローラさんとも出会った。
シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は「彼はタトゥーもピアスもしていない。ヘアスタイルも守備的MFらしいものだ。アンカーはああいう感じでなければいけない」と控えめな外面も評価している。
そのロドリは、SNSアカウントを一切持っていない。いまのサッカー界で、SNSをやっていない選手はほぼ皆無だ。彼は『The Player’s Tribune』でこう綴っている。
「チームメイトから『普通』とイジられることもある。もし、僕が普通の感覚というなら、それはSNSや400ポンド(8万円)のスニーカーには興味がないということだろうね。
(少年時代にも)『フェラーリに乗れるから、サッカー選手になりたい』と言ったことはなかった。
SNS上の情報を鵜呑みにしてはいけないよ!現実は常にもっと複雑なものだ。
書籍や経営学、会計学には申し訳ないけれど…僕の心に響くのはサッカーだけ。勉強させてくれた両親に感謝しなきゃだよね。夢を与えてくれたサッカーにも感謝だ」
『AS』によれば、ロドリは、SNSアカウントがないことで「不必要な情報」から自分を遠ざけることができるとも語っていたそう。
また、友人も「彼が名声で満たされることはない。彼がチャリティに参加するのは、社会から与えられたものを還元したいといつも言っているからさ」と証言しているとか。