ブラジルのウェブメディア『ウニヴェルソ・オンライン』は24日、成績不振によりサウジアラビア代表監の解任の可能性が高まっているイタリア人指揮官ロベルト・マンチーニ監督の後任に、元ブラジル代表監督のチッチ氏が候補として浮上していると報じた。

同メディアによると、同監督の仲介人であるギルマール・ヴェロス氏が今週渡欧してサウジアラビアサッカー連盟の首脳陣と会談し、同国指揮官就任の交渉を開始したという。

さらに同国連盟はチッチ氏との交渉成立を急いでおり、マンチーニ監督の契約解除に動いていると伝えた。

先月30日に指揮官を務めていたフラメンゴを退団したチッチ氏は現在フリーの身であり、交渉がまとまれば、最速で来月に開催されるW杯アジア最終予選オーストラリア戦から指揮を執る可能性がある。

今月開催された同予選では日本代表に0-2で敗れ、格下と目されるバーレーン代表にスコアレスドローと苦戦したため、現指揮官はサウジアラビア連盟首脳から手腕を懐疑的に見られている。

候補に挙がったチッチ氏は2016年から2022年までブラジル代表を率いて、2019年にコパ・アメリカを制している。

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マンチーニ監督の公認候補に元レアル・マドリー監督のジネディーヌ・ジダン氏、元韓国代表指揮官のユルゲン・クリンスマン氏、前サウジアラビア代表指揮官のエルヴェ・ルナール氏と複数人の名前が挙がっており、中にはジュビロ磐田や大分トリニータを指導したブラジル人指揮官ペリクレス・シャムスカ氏の名前も地元メディアが報じている。

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