J2・ザスパ群馬に所属するMF細貝萌(38)が今シーズン限りで現役引退することを発表した。

細貝は前橋育英高から2005年に浦和レッズへ加入。日本代表に選ばれたのを契機に海外挑戦を決意し、2010年12月にドイツの強豪バイヤー・レヴァークーゼンと契約を結んだ。

その後、ドイツ4クラブ、トルコ1クラブ、タイ2クラブと世界を股にかけて活躍し、2021年9月には地元である群馬(当時はザスパクサツ群馬)へ戻っていた。

日本代表では同じポジションに遠藤保仁、長谷部誠が君臨していたため定着できなかったが、2011年アジアカップ準決勝の韓国戦では値千金のゴールを決め、日本代表のアジア制覇に貢献している。

端正な顔立ちで人気があった彼は、2011年にはファッションモデルの中村明花さんと結婚し、1女をもうけている。

妻の中村明花さんは自身のInstagramストーリーで夫の引退を報告し、「最後まで応援するよ」と綴っていた。

日本では浦和、柏レイソル、群馬でプレーした細貝。自身の公式サイトで感謝の言葉を述べている。

「この度、リリースの通り2024年シーズンをもって20年間の現役生活に終止符を打つ決断をいたしました。

この長い年月の中で、携わってくださった全てのクラブ関係者、そして、常に温かい声援を送ってくださったファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで、かけがえのない素晴らしい時間を過ごすことができました。

しかし、まだ今シーズンは終わっていません。残りの時間も大切に、選手として全力で自分自身と向き合っていきたいと思います。残りもまずは選手として、そして一人の人間として、皆様に恩返しができるよう最後まで戦い抜きます。引き続き応援よろしくお願いいたします」

現在J2リーグで最下位に沈んでいる群馬。先月には来シーズンのJ3降格が決まっている。

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それでも細貝は、「皆様に恩返しができるように」と残りシーズン最後まで戦い抜くことを誓っていた。

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