2024シーズンのJ1リーグで現在首位に立っているサンフレッチェ広島。

19日にはJ1リーグ34節で湘南ベルマーレと対戦し、DF中野就斗のスーパーゴールで先制したが逆転負けを喫した。

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湘南戦の前まで11戦負けなしだった広島だが7月5日以来となる敗戦。前日に2位ヴィッセル神戸が敗れ、同日には3位町田ゼルビアが引き分けており、勝てば優勝に大きく近づいていただけに手痛い黒星となった。

その広島は20日、MF青山敏弘(38)が今シーズン限りで引退することを発表した。

青山は地元・岡山の作陽高校から2004年に広島入り。ミハイロ・ペトロヴィッチ体制となった2006年に頭角を現し、2010年代には森保一監督(現・日本代表指揮官)のもと3度のリーグ制覇に主力として貢献。2014年からはキャプテンも務めた。

また日本代表では12試合1得点を記録し、2014年ワールドカップ、2019年アジアカップに出場している。

広島の象徴的な選手としてプレーしてきたが、ドイツ人ミヒャエル・スキッベ監督が就任して以降は出場機会が激減。今季はリーグ戦2試合の出場にとどまっていた。

青山は、広島の公式サイトと自身のInstagramに「サンフレッチェ広島の青山敏弘は今シーズンを最後に現役生活を引退する事をご報告させていただきます」と引退を報告。

「21年のキャリアの全てを広島でプレーさせていただいた事に、大きな誇りを感じております。クラブ、チームメート、ファン・サポーターの皆様のこれまでの大きな支えに深く感謝いたします」と感謝の言葉を述べた。

今季から新スタジアムを使用している広島は、4試合を残した現在J1リーグで首位に立っている。

青山は「僕には新スタジアムで優勝という大きな夢があります」と希望を語り、「皆様と喜びを分かち合うために、残りのシーズンを共に闘います。このクラブと自分自身の力を最後まで信じて」と締めくくった。

青山のInstagramには同僚や元同僚たちからのコメントが相次いでいる。

「お疲れ様!!ありがとう!!」(元日本代表MF柏木陽介)
「行けトシ!そのスペシャルな右足でスタジアムに虹をかけろ 広島の人達みんなの心に残る特別な虹を」(元日本代表DF千葉和彦)

また、元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカ(現・ヴァンフォーレ甲府)は「レジェンド」と一言。

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元スウェーデン代表DFサミル・サロモンソンは「サンフレッチェ史上最高の選手。 キャプテンとプレイできて光栄でした」と称えていた。

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