20日に行われたJ2リーグ第35節で、モンテディオ山形が清水エスパルスに2-1で逆転勝利して6連勝を飾った。
J1では今節、首位・サンフレッチェ広島が12試合ぶりに敗れ、2位ヴィッセル神戸の連勝も6で止まった。しかし山形の勢いは持続したままだった。
試合は75分、清水の元日本代表FW北川航也に決められ先制を許すが、80分、高橋潤哉のゴールで同点に。終了間際の87分には後藤優介が決めて逆転に成功した。
6連勝となった山形は、勝点57に伸ばしたものの順位は7位のまま。山形の渡邉晋監督は、「この1勝は、我々にとっては勝点3にしか過ぎない」と冷静だった。
ただ、プレーオフ出場圏内(3位から6位までに与えられる)の4位ジェフ千葉、5位ファジアーノ岡山、6位ベガルタ仙台は勝点58で並んでおり、その差はわずかに1しかない。
指揮官は「今優勝争いをしている清水さんに対してこういうような勝利ができたということは自信にしたいと思います」と話していた。
また鹿島アントラーズから加入して以来、山形の快進撃を支えている土居聖真は「僕が代わってから失点はしましたけど、逆転してくれました。本当に毎試合、毎試合、成長を感じるチームだと思っています」と手応えを口にしていた。
一方の清水は、この試合が行われたホーム・IAIスタジアム日本平で今季無敗。勝利すれば他会場の結果に関係なく2位以内が確定し、J1昇格が決まるという大一番だった。
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しかし、残り10分でまさかの逆転負け。秋葉忠宏監督は「甘くない、一筋縄では行かない、簡単に昇格はさせてもらえないんだなと痛感するゲームだった」と肩を落としていた。
※選手コメントは山形、清水公式より抜粋