川崎フロンターレは16日、トップチームを指揮する鬼木達監督が、契約満了に伴い2024シーズン終了をもって退任することが決定したと発表した。現時点で後任は未定とのこと。

鬼木監督は1974年4月20日生まれの50歳。市立船橋高校から1993年にプロ入りした鹿島アントラーズでは分厚い選手層の中でなかなか出場機会を得られなかったものの、1998年に期限付き移籍した当時JFLの川崎フロンターレではシーズンを通して活躍した。

2000年に川崎へ完全移籍を果たし、クラブがJ1復帰を果たした2年後の2006年に現役を引退。そのまま川崎で指導者としてのキャリアを歩み、風間八宏監督のもとでトップチームコーチを務めたのち、2017年に監督へ就任した。

就任1年目の2017シーズン、奇跡的な逆転劇でリーグ初優勝を達成。クラブ悲願の初タイトルを手にすると、以降もリーグやカップなどを次々に制し、昨季までの7シーズンで計7つのタイトルを獲得(J1優勝4回、天皇杯優勝2回、ルヴァン杯優勝1回)。Jリーグきっての名将と評する声も多かった。

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しかし、今年はシーズン開幕を告げるスーパーカップこそ勝利したものの、ACLラウンド16敗退に始まりリーグ戦でも低迷。先週、残された唯一のタイトルだったYBCルヴァンカップも準決勝でアルビレックス新潟に完敗し、就任以来2度目の無冠(1度目は2022年)が確定していた。

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