アジア各地で行われた2026年W杯に向けた最終予選。
中国は15日に青島で行われたインドネシア戦に2-1で勝利した。
初戦で日本代表に0-7で惨敗するなどここまで3連敗だった中国は、中国メディアからも「守備も攻撃も最弱」と評される有様だった。だが、この試合では前半に2点を奪うと終盤に1点を返されたものの、逃げ切った。
一方、ここまで3試合連続引き分けだったインドネシアは、痛恨の敗戦。『Radar Surabaya』などによれば、韓国人のシン・テヨン監督は、試合後にこう述べていたそう。
「インドネシアの敗北について、これ以上言い訳はしたくない。私も驚いた。試合前には中国があれほど速くて正確なロングパスを使うとは思わなかった。
彼らはロングボール、キック、突進といった古典的な戦術を使ってきた。しかし、それが今日負けた理由かもしれない。
自分たちのミスも敗因だった。両チームとも勝利を決意していたが、中国の勝利への意志はインドネシア選手が示したものよりはるかに強かったことを認めざるを得ない。
インドネシアは集中力に欠け、失点してしまった。2点目では、ディフェンダーがボールコントロールをミスした。これらは我々が考えなければならないことだ。さらに、ディフェンダーの1人が負傷で早めに交代になったことも戦略に影響した。
しかし、正直に言うと、インドネシアの方が試合を支配していたと思う。我々の方がボール支配率は高く、おそらく70対30くらいだった。特に前半は80%コントロールできたと思う。これは不運な状況で、ゴールを決めることができなかった。
チーム全体が運に恵まれず、得点できなかったのは残念だ。負けたが、これで終わりではない。インドネシアはこの経験から学び、中国とのリターンマッチではもっと良いプレーをして勝てると思う」
実際、AFCのデータでは、ボール保持率はインドネシアが76%と圧倒している。ただ、中国は、デュエル勝率61.5%、空中戦勝率70.8%とフィジカル勝負では逆にインドネシアを圧倒した。
そのインドネシアは、11月15日に日本と対戦する。