2022年W杯で日本代表と対戦したスペインを率いていたルイス・エンリケ監督。

現在はPSGを指揮する54歳のスペイン人監督が『Movistar』のドキュメンタリーで様々な話題を語った。

ルイス・エンリケ監督は、2019年に当時9歳だった娘のシャナさんを骨肉腫で亡くしている。

「娘の死にどう向き合うか」についてはこう話していた。

「人生のネガティブな過程こそ、最も多くを教えてくれるものだ。自分のことを幸運か、不運か、どちらだと思うか。自分は幸運だと思う、とてもね。

でも、娘が9歳で亡くなったのに?そうだ、娘が私たちと一緒に過ごした9年は素晴らしいものだった。娘の思い出はたくさんある。ビデオや素晴らしいものがね。

私の母は、シャナの写真を持っておけなかった、私が家に帰るまではね。『母さん、なぜシャナの写真がないんだい』と聞いたんだ。『できない、無理よ』と言われたので、『母さん、シャナ(の写真)を置かなきゃいけないよ。彼女は生きている』と伝えた。

あの子の肉体はないけれど、精神的には存在する。なぜなら、私たちは毎日あの子のことを話すし、笑って、思い出す。シャナはいまでも私たちのことを見ていると思う。私たちが一緒に生きていると彼女に思ってほしい」

この向き合い方、考え方は海外で話題になっている。

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「本当に美しい人生観」、「どんな親にも起こりうる最も悲劇的な出来事について、これほど前向きに語れるほどの信じられない強さを持っている」、「こんなにひどいことに直面しても、これほど強くいられたらいいのにと思うけれど、実際にはなかなかできることではないと思う。彼と彼の家族に必要なサポートがすべて得られることを願う」などと海外のファンたちは反応していた。

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