ポルトガルの名門スポルティングCPで活躍する日本代表MF守田英正。昨季のリーグ優勝にも貢献するなど現地での評価は高い。
ただ、ルベン・アモリン監督は、守田は日本代表戦後に調子を落としたとして、代表での遠征が過酷だと述べている。
そうしたなか、『A Bola』は、「スポルティング守田が11日間で約3万キロを移動。このMFはまた移動の犠牲になる」と伝えていた。
守田は日本代表として10日にサウジアラビア(@ジッダ)、15日にオーストラリア(@埼玉)と対戦するが、かなりの移動距離になる。
「守田は日本代表でプレーするために11日で約3万キロを移動する。これはスポルティングにとっては良い兆候である。なぜなら、この選手のパフォーマンスが実を結び、文句なしに日本代表の一員となったことを意味するからだ。だが、悪い兆候でもある。さらなる消耗になるからだ。アモリン監督がすでに警告しているように、あと2試合、あと3回の長旅で消耗が激しくなる。
『FIFPRO(国際プロサッカー選手会)』が2023-24シーズンにおける世界中の選手の過労を分析したデータによると、守田は欧州クラブでプレーする選手のなかで最も消耗が激しい9番目の選手であった。
彼は28回の遠征で、142,320キロを移動、それに186時間を費やした。地球の周囲が4万キロなので、昨季の守田は、地球を3周半以上したことになり、代表戦後の試合でその消耗ぶりは顕著だった。
アモリン監督は、こうしたサイクルがまた起ころうとしていることを知っている。29歳のMFはすでにサウジアラビアのジッダへと旅立った。7,200キロの旅に加え、日本代表がオーストラリアを迎える埼玉まで9,500キロの旅。そしてリスボンへの帰路は11,120キロで、合計27,820キロ。日本代表としてプレーするために約3万キロを旅する」
昨季の守田は、欧州でプレーする全選手のなかでも移動距離が9番目に長かった。
それだけ負担が大きいということで、ポルトガルでもその過酷さが注目されているようだ。