今季クラブ史上初、前身大会であるチャンピオンズカップを含めると60年ぶりに欧州最高峰の舞台へと立った「ボローニャ」。
要因はさまざまあるが、指揮官のティアゴ・モッタの手腕はもちろん、今夏ビッグクラブ移籍が決まったジョシュア・ザークツィー(マンチェスター・U)、リッカルド・カラフィオーリ(アーセナル)といった若き力が、躍進の原動力になったのは間違いないだろう。
今回はそんなボローニャの若手に注目し、彼らに続けとばかりに日々鍛錬を積む3人の有望株たちを紹介する。
サミュエル・イリング=ジュニオール
生年月日:2003年10月4日
国籍:イングランド
まずは、ユヴェントスからアストン・ヴィラ移籍が決まり、開幕後に再びイタリアに戻ってきたサミュエル・イリング=ジュニオールだ。
スピードタイプのウインガーで、レギュラーのダン・エンドイェ、リッカルド・オルソリーニに刺激を与える意味でも、良い補強となるだろう。
爆発的な加速力を駆使した縦への突破はユヴェントスで証明済みなだけに、得点につながるプレーの質を高めて、一つ上のステージを目指したい。
ジョヴァンニ・ファビアン
生年月日:2003年1月14日
国籍:イタリア
ルイス・ファーガソン、新加入のトンマーゾ・ポベガら実力者が揃う中盤では、U-21イタリア代表ジョヴァンニ・ファビアンに注目している。
レッジーナで台頭した攻守に隙がない万能型MFだが、ストライカー顔負けの決定力と嗅覚を誇り、シュートを枠に飛ばす技術がすこぶる巧い。
ユース時代を過ごしたインテルが買い戻し権を持っており、ボローニャでの活躍次第では、ビッグクラブ再挑戦の可能性も。