イタリア北西部のジェノヴァに本拠地を置く2チーム、サンプドリアとジェノア。両チームの対戦はイタリア語で「デルビー・デッラ・ランテルナ」と呼ばれ、過去には当時ジェノアに所属していた元日本代表FW三浦知良(現アトレチコ鈴鹿所属)がセリエA初得点を決めたことでも知られる歴史あるダービーマッチだ。
そんなジェノヴァダービーは今回108回目を迎える。しかしながら、今回のダービーはピッチ外で負傷者の続出するバイオレンスな事件になってしまったようだ。
イタリアメディア『カルチョメルカート』によると、今回の暴動はジェノアのサポーターがサンプドリアの横断幕を盗み、掲示したことがきっかけで起こったとのこと。
現地メディアが「ゲリラ戦の夜」と称した暴動は苛烈を極め、バットやガラス瓶で武装したサポーターを鎮圧するために、警察の機動隊やイタリア軍の国家憲兵隊であるカラビニエリまでもが出動する事態に。
結局、26名の警察官が負傷。9名が入院、8名が逮捕される事態となった。
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なお、試合は1-1で引き分けとなっている。