今年7月に10年ぶりに韓国代表監督に復帰したホン・ミョンボ氏。

韓国はアジア杯敗退後の2月にユルゲン・クリンスマン監督を解任し、約半年後にホン・ミョンボ新監督を招聘した。

ただ、スポーツなどを統括する政府機関である文化体育観光部は、「ホン・ミョンボ監督の任命過程や韓国サッカー協会の財務・運営状況などについて総合的に精査する」と発表。

今月24日にホン・ミョンボ監督と韓国サッカー協会のチョン・モンギュ会長は、一連の疑惑を払拭するために証人として国会に出席した。

『Money Today』によれば、チョン・モンギュ会長はホン・ミョンボ監督の年俸を追及されたが、個人情報なので公開できないと回答。メディアでは20億ウォン(2.1億円)前後と報じられているがと聞かれても、分からないと言葉を濁したそう。

一方、ホン・ミョンボ監督は、当初は考えていなかった代表監督への復帰を決断した理由についてこう説明したという。

「40年間のサッカー人生で最も辛かったのは、(韓国代表監督を務めた)2014年ブラジルW杯での(失敗)後だった。どれだけ大変かは分かっていたので、逃げ出したかった。

しかし、理事が私のところに来て、韓国サッカーの困難を話してくれたので、それを無視するのは難しかった。

10年前の責任感と使命感は二度と戻ってこないと思っていたが、面談後にその責任感と使命感が戻ってきて、最後の奉仕をしようと決心した」

ただ、“最後の奉公”というこの発言はSNS上などでサッカーファンたちから猛反発を受けているようだ。

「20億ウォンの年俸をもらっているボランティアなんて一体どこにいるんだ?」「韓国代表を率いられるのは自分だけだと思っている主人公病みたい」「ボランティアだと思っているなら、年俸を寄付しろ」などと批判されているとのこと。

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ホン・ミョンボ監督は、韓国の歴代外国人監督たちと同程度の年棒を得ているとされている。クリンスマンの年俸は、29億ウォン(3.1億円)だったという。

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