日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは、この夏にイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリをボローニャから獲得した。
アーセナルは彼と同じようにセンターバックと左サイドバックでプレーできるアヤックスDFヨレル・ハトも注視してきた。
18歳のハトは2023年にオランダ代表デビューも果たしており、市場価値は3000万ユーロ(47億円)になっている。
ただ、かつて同じようにアヤックスで神童としてデビューした元オランダ代表ヴェスリー・スナイデルは、周囲が期待しすぎと危惧しているという。『RTL7』で、こう話していたそう。
「いいものはいいし、チャンスを与えなければならない。ただ、アヤックスのハトには少しそれが見られる。彼はあまりにも早く重要な選手になってしまった、あまりにも重要すぎる存在に。
どうなるかは彼ら次第だ。あまりに若すぎる。彼らにはトレーニングが必要だし、うまくいかないときは一度外されることも必要かもしれない。
でも、そんな時間はない。彼らはそこにいなければいけない(外せない存在)。この年齢では早すぎるかもしれない。まだ成長しているところだ。17~18歳は重要な年齢。人が成長する上でいろいろなことが起こる時期だ。その時にどのような立場にいるのか」
まだ成長過程の年齢のはずが、チーム内であまりに重要な存在になっていることを憂慮しているようだ。
ちなみに、スナイデルは18歳で代表にデビューすると、オランダ史上最多となる通算134試合に出場した。