13日に行われたKリーグ1の蔚山HD対江原FCの試合で、エスコートキッズが一人だけしかいないという珍しい入場シーンがあった。

通常では各選手に一人ずつエスコートキッズがつき、それぞれ手を握り合ってピッチに入るというのが典型的なもの。

ところがこの試合ではソ・ユンホという蔚山地域の小学校に入学したばかりの少年一人だけが選手たちとともに入場したのだ。

その理由は、韓国プロサッカー連盟とHD現代オイルバンクが協力して行われた特別なキャンペーンである。

韓国ではこのところ急速に出生率が減少しており、特に2017年を境にその傾向が加速し続けている。

今年はその2017年生まれの子どもが小学校に入学する年であるが、各地域ではサッカーチームも組むことができないほどの状況に陥っているという。

ソ・ユンホ君が入学した小学校も今年は3名しか入学者がいない状態であり、人口減少の影響を極めて強く受けているとのことだ。

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HD現代オイルバンクと韓国プロサッカー連盟はこの人口減少の問題点を示唆するとともに、未来を担う子供たちに対する関心を高めるために「エスコートキッズ一人だけの入場」を企画したそうだ。

また連盟とHD現代オイルバンクは今後ソ・ユンホ君をはじめとした子供たちがともにサッカーができる機会を与えるため、無料のサッカー教室を各地で開く予定であるという。

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