昨季限りでマンチェスター・ユナイテッドとの契約が満了になった元フランス代表FWアントニ・マルシャルは、フリーエージェントでギリシャ1部のAEKアテネに移籍することが決まった。

アントニ・マルシャルは1995年生まれの28歳。リヨンの下部組織で育ち、2013年に加入したモナコでブレイク。10代でレギュラーを奪取し、「新しいティエリ・アンリだ」と大きな期待を受けた。

2015年には当時10代の選手としては最高額となる移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへと加入し、2019-20シーズンには17ゴールを決めるなど活躍したが、全体的には不安定なプレーが多く継続的に批判を受けていた。

この数年間はレギュラーポジションも獲得できず、2021-22シーズンはセビージャへのローン移籍も経験。契約も延長されず、この夏にフリーエージェントで退団していた。

その後ブラジルリーグへの移籍も噂されたが、今回新天地はギリシャリーグの名門であるAEKアテネに決定。

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数字については公表されていないものの、『Daily Mail』によれば契約期間は2027年夏までの3年間で、年俸は手取りで300万ユーロ(およそ4.7億円)に至るとのこと。

これはAEKアテネの歴史上でも最も高額な報酬であるとのことで、マルシャルに対する圧倒的な期待の大きさが伺えるものになっている。

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