日本代表は5日にW杯アジア最終予選初戦で中国と対戦する。近年の中国は帰化選手でチーム強化を図ってきた。
今回も3人の帰化選手(ティアス・ブラウニング、フェルナンジーニョ、アラン)がいるが、今回新たに代表入りした帰化選手はいない。
『SOHU』によれば、別の帰化選手3人が中国代表から外れていたそう。ブランコ・イヴァンコビッチ監督はそのうちの一人を説得していたものの拒否されてしまったとか。中国代表は最終予選に向けて52人の選手をピックアップしたが、3人はそれぞれの理由で外れたという。
まずは、ノルウェー2部のランハイムで10番をつけるヨン・フー・セテ(侯永永)。彼は52人のリストの段階で外れており、多くの中国ファンを失望させた。ノルウェーで活躍する26歳の彼は2019年に中国に帰化。だが、指揮官は招集しないことを決めたため、早い段階でチームから除外されたそう。
2人目は、ブラジル人FWエウケソン(艾克森)。広州恒大で大暴れしていたために期待も大きかったが、帰化後はそれほどのパフォーマンスを発揮できず。35歳のなった今季は怪我もあり、チームでもスタメンから外れることも増えたために、指揮官は苦渋の決断を下したとか。
そして、3人目はニコ・イェナリス(李可)。アーセナルで育成されたことでも知られるMFは31歳になった現在は北京国安でプレーしている。彼の場合は、事情が異なる。実力に疑いがないものの、本人が代表でプレーする気がないとか。指揮官は説得を試みたものの、招集を拒否されてしまったとか。
『QQ』などによれば、中国は来年に新たな帰化選手を加えようと動いており、最も期待されているのが、長春亜泰のブラジル人MFセルジーニョだそう。29歳の彼はかつて鹿島アントラーズでもプレーした左利きのMFだ。
中国にはエースFWであるウー・レイをサポートするような存在が欠けているため、中国関係者はセルジーニョの帰化を迅速に完了させようとしているという。
彼が鹿島から中国に移籍したのは2020年1月。それから5年が経過する来年1月以降の帰化を目指しているとのこと。
なお、日本と中国との2戦目が行われるのは今年11月なので、そこでセルジーニョが出場する可能性はなさそうだ。