Qolyアンバサダーのコラムニスト、ロイすんによるレポートをお届けします。
バスク人だけでチームを構成する、世界的にみても珍しい伝統のスタイルで、多くのタイトルを獲得してきた「アトレティック・クルブ」。
古くはピチーチのような伝説級の名手を、最近ではEURO2024優勝に貢献したウナイ・シモン、ニコ・ウィリアムズといった実力者を次々と輩出してきた。
今回はそんなアトレティック・クルブの若手に注目し、未来のA代表入りもあり得る3人の逸材を紹介していく。
ベニャト・プラドス
生年月日:2001年2月8日
国籍:スペイン
まずは、昨シーズン鮮烈なデビューイヤーを過ごしたベニャト・プラドスだ。
プレッシングに疾走し、コンビを組む司令塔のイニゴ・ルイス・デ・ガラレタの負担を軽減しながら、的確なサポートで攻撃に流動性を作り出す。
スペイン代表の中盤センターは激戦区だが、層が薄いセンターバックにも対応可能な守備力を売りに存在価値を高めていきたい。
アドゥ・アレス
生年月日:2001年10月12日
国籍:スペイン
重鎮イケル・ムニアインの退団が決まり、スペインのEURO制覇に貢献したニコ・ウィリアムズに引き抜きの噂が絶えないアタッカーでは、アドゥ・アレスが台頭してきている。
爆発的な加速力を駆使した突破が魅力で、昨シーズンは公式戦17試合に出場し、コパ・デル・レイではゴールも記録した。
ただ、出番は増えてるとはいえ、ウイングの控えはアレックス・ベレンゲルが健在で、今夏はブラガからアルバロ・ジャロを獲得。ウィリアムズの残留が決まれば武者修行に出るのも一つの選択肢か。
ウナイ・ゴメス
生年月日:2003年5月25日
国籍:スペイン
Nextオイハン・サンセットとしてファンや首脳陣が期待を寄せているのが、21歳のウナイ・ゴメスだ。
昨シーズンは、そのサンセットの控えとしてリーグ戦25試合・2ゴールをマーク。U-21スペイン代表デビューも飾るなど、飛躍への大きな足がかりとなる1年となった。
トラップ1つで局面を打破できる技巧派MFで、左足の強烈なミドルシュートは高確率で枠を捉え、相手GKを脅かす。
ライター:ロイすん
フランスW杯以降を海外サッカーの魅力にハマり、観戦歴は20年以上に。
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