Qolyアンバサダーのコラムニスト、ロイすんによるレポートをお届けします。
各国でリーグ戦が開幕し、日々熱戦が繰り広げられている2024/25シーズンのヨーロッパサッカー。
各クラブそれぞれの夏を過ごす中、新シーズンのカギを握るといっても過言ではないのが、移籍市場で獲得した新戦力だ。
2024/25のキーマンになるのは誰なのか、今回はスペイン「ラス・パルマス」で注目の新加入選手3人を紹介する。
オリ・マクバーニー
生年月日:1996年6月4日
国籍:スコットランド
前所属クラブ:シェフィールド・ユナイテッド(イングランド)
移籍金:フリートランスファー
目標の残留は果たしたとはいえ、もっとも重要な最終盤に8連敗を含む13試合勝ち星なしに終わり、課題も残した昨シーズン。
トップスコアラーがMFのキリアン・ロドリゲス(6ゴール)と、失速の原因の一つとなった迫力不足の最前線に迎え入れたのが、長身FWのオリ・マクバーニーだ。
スペイン初挑戦という不安はあるものの、開幕戦でも示したように、188cmの高さとパワーでねじ伏せる強引なフィニッシュは、攻撃の重要なオプションになり得るだろう。
スコット・マッケンナ
生年月日:1996年11月12日
国籍:スコットランド
前所属クラブ:コペンハーゲン(デンマーク)
移籍金:フリートランスファー
スコットランドからもう1人、EUROにも出場したスコット・マッケンナも、今季のラス・パルマスにプラスアルファをもたらしそうな好タレント。
昨シーズンはコペンハーゲンでプレーし、CLにも出場。選手として脂の乗る27歳という年齢と能力を考えると、このスコットランド代表をフリーで獲得できたのは大きいだろう。
対人守備に長けた左利きのセンターバックで、トリノに移籍したサウール・ココの穴埋めはもちろん、セルジ・カルドナが抜けた左サイドバックにも対応可能だ。
ヤスパー・シレッセン
生年月日:1989年4月22日
国籍:オランダ
前所属クラブ:NEC(オランダ)
移籍金:50万ユーロ
昨シーズン、大車輪の活躍をみせたGKのアルバロ・バジェスはステップアップ移籍が濃厚で、補強が必要だった守護神には、ベテランのヤスパー・シレッセンを獲得。
長年オランダ代表の正GKを務めてきた実力者で、ラ・リーガはバレンシアを退団して以来、3シーズンぶりの復帰となる。
35歳という年齢を考えると大きな成長は見込めないが、バルサも認めた足技は健在で、ラス・パルマス伝統のパスサッカーともマッチだろう。
ライター:ロイすん
フランスW杯以降を海外サッカーの魅力にハマり、観戦歴は20年以上に。
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