2014年から2022年まで松本山雅FCでプレーした田中隼磨氏。

2011年に34歳の若さで逝去した松田直樹さんが背負った背番号3を受け継いでプレーし、現役引退後はクラブのエグゼクティブアドバイザーを務めた。だが、2023年末に同職を辞任。

その田中氏は、松田さんの命日である8月4日にSNS上でこのような声明を発表した。

「平素から多大なご支援、ご声援を賜り厚く御礼申し上げます。さて、私、田中隼磨は、昨年開催されました2023松本山雅FC サポーターミーティングでの松本山雅FCの発言について、当時のクラブの代表取締役社長およびクラブを提訴することにしました。これまでの経緯、何が本当のことなのか、訴訟の中で明らかにしていきたいと思います。

今日8月4日は、マツさんの命日です。私は、マツさんから、まっすぐ生きていくことを学びました。マツさんの3番をサポーターの皆様と共に背負い、正々堂々とピッチ内外で示してきました。

マツさんがプレーしたアルウィンのピッチで、松本山雅FCの指導者からサポーターに対して命を軽んじるような発言があったこと、その指導者に対する松本山雅FCの対応について、私は納得ができません。

マツさんに恥じないよう、自分の信じる道をまっすぐ進んでいき、松本山雅FCが少しでも良いクラブになるように言動していきたいと思います。

なお、指導者の暴言の件に関しては本人が謝罪をしていますので、指導者に対しての誹謗中傷はやめていただけるようにお願い致します。田中 隼磨」

昨年のサポーターミーティングであった発言をめぐり、当時の代表取締役社長とクラブを提訴したとのこと。

「背番号3」なのに右サイドバックだった10人

係争のなかで、真相を明らかにしたい構えのようだ。

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