Qolyアンバサダーのコラムニスト、キツネによるレポートをお届けします。

直近のリーグ戦5試合を3勝2分として好調のFC町田ゼルビアは7/14(日)、昨年の国立では前半の2点リードを追いつかれドロー、今年の野津田ではまさかの5-0。何かと盛り上がる東京ヴェルディ戦、通称・東京クラシックが行われました。

あの日のヴェルディとは違う

試合の3日前、「一緒に変わろう」「クオリティを変えるというのは習慣を変えるということ」という言葉が印象的だった前回のゼルビア戦後のヴェルディのミーティング動画がヴェルディ公式のチャンネルに公開されました。興味がある方は今からでも是非一度見て頂きたいです。そのミーティングの前は3勝3敗9分、ミーティングの後は4勝2敗1分。ミーティングが直接的な要素だったかどうかは不明ですが、数字だけを見ればヴェルディはあの日から何かが変わったと言えます。

サポーターの数も前とは違う

昨年5月、J2の味の素スタジアムで戦ったときは7千人だった入場者数は今回2.2万人に。J1に昇格するだけではここまで劇的に数字が変わることは無いと思います。あの大敗があったからこそ、監督も選手もサポーターも並々ならぬ覚悟で町田を倒しに来ているのだと感じました。それは嬉しいことですし、相手の覚悟を感じたからこそ、こちらも持てる全ての力を結集して勝たなければいけないと思いました。

ならばこちらも士気を高めるのみ

 ということで、鶴川駅から味の素スタジアムまで歩きました。何故こんなことをするのかというと、サポーター同士の親交を深める意味もありますが、遠方アウェイに行ったことがある方であれば良く分かる「折角ここまで来たのだから勝たなければ」感を近場で作るため。あとはジンクスですかね、前回開催時(@日産スタジアム)は勝利しました。道中では新しい発見があったり、通りすがりのゼルサポの皆さんとの交流があったり、とても楽しかったです。ぜひ私のvlogを観て頂いてその雰囲気を感じて頂けたらと思います。個人的な活動はさておき、4千人のゼルビアサポーターがスタジアムに集まったそうで、ゼルビア側の士気も十分。スタジアム全体の2割弱と考えれば、アウェイで闘うには十分に心強い数ですね。

先制したは良いけれど、前と展開が違う

前半6分、久々の先発となった鈴木準弥から精度の高いクロスが入り、それに反応した藤尾翔太がオウンゴールのきっかけを作りました。この前のように大量得点できるとは別に思っていなかったですが、先制さえできればそこから先は得意な展開(今季リーグ戦12勝1分)になる…と思っていました。しかし今回は簡単には行きませんでした。前半も危ないシーンが何度かありましたが、後半は相手の時間が長く、見ている側も苦しかったです。特にATに入る前のコーナーキック3連発は時間が止まっている感じでした。

守備の時こそ声を

前日に全国高校野球選手権神奈川大会を観に行っていました。ここ数年はサッカー観戦の日々ですが、それでも毎年1試合は観に行くようにしています。その時に再認識したことですが、野球とサッカーでは競技性の違いから応援のスタイルも違います。野球は攻撃と守備のターンが明確に交代するため、応援もそれと同じく、守備の時は基本的に静かに見守ることが多いです。その分、攻撃の応援にパワーを注ぐようなイメージかと思います。一方、サッカーは攻守が瞬く間に切り替わるため、明確な応援の切れ目がありません。守備の時、ピンチの時、声を張り上げて堂々と歌い、コールすることが出来ます。であれば、守備の時も攻撃と同じくらいの勢いで応援をしなければならないと思いました。黒田ゼルビアの原点は守備であることを考えると尚更です。今後、今回のように試合の内容で相手を上回れない日が何度もあると思います。だとしても、優勝を目指すチームである以上、勝ち点は積み上げなければいけません。守備が安定していれば、必ず勝ち点は入るわけですから。これからも毎試合クリーンシートを目指して、勝った試合でも失点があればアレルギー反応を示して行きましょう。

ライター:キツネ
2023シーズンより本格的にFC町田ゼルビアのサポーターとなり、サポーターやゴール裏の人口を増やすため、Youtubeチャンネル「ゼルビアアドレセンス by キツネ」にて、ほぼすべての試合のVlogを投稿中。大切にしている言葉は「自分から手放さない限り、サッカー観戦は終わりのない青春」。
YouTube:「ゼルビアアドレセンス by キツネ」
https://www.youtube.com/channe...

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