日本サッカー協会(JFA)は18日夜、パリ五輪のバックアップメンバー4選手が本大会に帯同することを発表した。佐野航大については所属するオランダのNECが難色を示したため、植中朝日(横浜F・マリノス)が追加招集されている。

開幕直前のビッグニュースとなった。

もともとバックアップメンバーは、登録メンバー18名にケガや体調不良などの「健康上の理由」があった場合のみ大会前(各国初戦の24時間前まで)に限っての変更が認められていた。

そのため日本は4名をチームに帯同させずトレーニングパートナーの5名を招集していたが、16日になって国際サッカー連盟(FIFA)がレギュレーションの変更を発表した。

この発表によれば、大会期間中もバックアップメンバー4選手から補充することができ、なおかつ負傷者が大会中に回復した場合は再度復帰することも可能となった。

変更する場合には診断書が必要となるが、報道によれば軽度の負傷や体調不良、また精神的な疲労でも認められるという。これにより実質的に22名での運用が可能となったため、日本はバックアップメンバー4名を帯同させることになった。

帯同するのは以下の4名となる。

GK 佐々木雅士(柏レイソル)
DF 鈴木海音(ジュビロ磐田)
MF 山田楓喜(東京ヴェルディ)
MF 植中朝日(横浜F・マリノス)

U23アジアカップ優勝の立役者となった山田楓喜は、大会後にコンディション不良となり本大会の18名から外れていたが、土壇場で五輪のピッチに立つチャンスが巡ってきた。

22歳の植中は主に中盤で起用されているものの登録はFW。高い得点力を生かして今季のACLで3得点を記録した。U-23日本代表には昨年11月に初招集され、今年3月の親善試合にも出場していたがその後は呼ばれていなかった。

世代屈指の逸材ながらパリ五輪メンバー18名に含まれなかった海外日本人11名

山田楓喜は19日(金)、佐々木雅士、鈴木海音、植中朝日は21日(日)にチームに合流予定とのこと。

パリ五輪の男子サッカーは24日に開幕し、日本はグループプステージでパラグアイ、マリ、イスラエルと対戦する。

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